お金

削れるお金?削れないお金?しっかり判断してムダな支出を抑える

お金を貯める上で欠かせないことの1つに「ムダな支出を抑えること」が挙げられます。

ムダな支出は何だろう…と考えたときにパッと思いつきますか?ムダだと思っているモノやサービスに、わざわざお金を払うなんてことはしないはずなので、普段はムダな支出という認識はないかもしれません。

しかしよーく家計を見直してみると意外にムダな支出があって、何でこれにお金を払ったんだろう…と思うことってありませんか?そのお金他に回せたな…こう思うこともあるでしょう。少しでもムダな支出を減らせた方が、家計のためにも良いですし、他の楽しいことにお金を回せますよね。

今日は、削れるお金と削れないお金を比較し、ムダな支出を抑えるコツをご紹介します。

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生活する上で欠かせない支出は、やみくもに削らない

ムダな支出を削ろうと考えた時に、やみくもに支出を削ろうとしないことが大切です。

生きていく上で欠かせない、食費、水道光熱費などは削減するにも限度があります。1円でも安いものを購入したい気持ちはわかりますし、hanaも同じ商品があったら安いものに手を伸ばします。しかし1円でもムダにしないようにと必死になりすぎて、毎日数軒のスーパーをはしごするような生活は私はしていません。2,3軒のスーパーが本当に近くにでもない限り、時間のムダだと考えてしまうからです。1円でも安くしたいのであれば、別の商品を買わない、自分のご褒美と言い聞かせて購入しようとしたスイーツをやめれば良いな、などと考えるからです。時間も大切ですからね。

食費、水道光熱費は生きていく上で必須です。やろうと思えばギリギリまで節約できますし、究極な節約暮らしまで追求することができるでしょう。しかしきちんと栄養を取らなければ、不健康になり、生活の質が落ちます。不健康なことで、医療費や治療費などがかかり、新たなお金が必要になるという事態も起こり得ます。

生活する上で欠かせない支出は、抑えれば抑えるだけ良いことだと思いすぎないように注意しましょう。栄養満点の美味しいご飯を美味しそうに食べてくれる家族の笑顔や、温まる衣食住が揃っていることが家族の幸せにつながりますよね。

やみくもに削るのではなく、ムダだと思う程度に抑えることが大切です。食費や水道光熱費が毎月極端な差があるようでしたら、見直すべきです。ムダな支出をしている可能性が高いからです。本来、そこまで支出がなくても普通に暮らせていたのに、いきなり高額な支出になってしまったのであれば、その月の暮らし方、モノの買い方にムダがあった可能性があります。

生活費のバランスを見るためにも、家計のお金の流れを把握する家計簿は必須だと考えています。

参考記事 家計管理の目的とは→家計管理の目的

家計管理は、家族の幸せのためにも大切です。

1.健康のためにかかるお金は必須

健康のためのお金は必要です。例えば、検診費、診察費、薬代、定期的な検査代などです。不健康や病気にならないために普段予防していますか?健康のために何かしていますか?毎年健康診断は受けていますか?会社に在籍している方は、会社負担で毎年受けられる方が多いと思いますが、専業主婦の方や転職をした方などは忘れがちです。また別途結構な検査代がかかるので放置してしまう方もいるでしょう。

しかし何かあってからでは後悔します。人間ドッグ、健康診断を受けることは自分の大切な健康を守る上でも欠かせません。費用は高いですが、数年ほったらかしにして病気が判明し「なぜあの時病院に行かなかったんだろう…」と自分を責めても遅いのです。

健康であることは幸せな人生を送るためのベースです。健康でなければ仕事をするのも難しいですし、趣味や娯楽を楽しむことも少なくなります。健康のために自分でできることは行いましょう!

参考記事 健康で長生きするために気を付けている食べ方とは→健康で長生きするために気を付ける食べ方とは

健康で長生きするためにも、食べ物にも気を付けましょう。

2.自己投資費はよく検討する

自己投資費はある程度必要です。自己投資費は、お金に余裕があればいくらでもかけられるでしょう。将来の収入増加につながる投資であれば必要ですし、自己啓発のためにも大切な支出です。

しかしあれもこれもと欲張っては、キリがありません。仕事が忙しく普段なかなか時間が取れないのに習い事や通信教育をいくつも掛け持ちしたり、入会して月額費用がかかるものに入会したは良いものの、結局通えずじまいなんてことはムダな支出となります。

複数掛け持ちするよりかは、1つ2つに絞ってそれを極める。満足のいくところまでいけば、新たなことに挑戦するなど、目標を持って自己投資した方が賢明です。人それぞれの価値観がありますから、自分にとって大切な支出は何かをしっかりと考えましょう。

また自分だけではなく、子供の教育費についても考えるべきです。塾や習い事を複数かけもちして、子供の気持ちを考えずに親の意図でやらせてしまっていることはありませんか?親が必死に習わせたい気持ちはあるでしょう。大抵は「将来こうなってほしい」「将来に役立つから」という理由でしょうが、やるのは子供です。子供がイヤイヤな気持ちで無理やりやらせるのはかわいそうですし、逆に熱意やヤル気を失ってしまうことにもなりかねません。

参考記事 教育費のムダを探り、もっと必要な費用にまわす→教育費のムダを探り、もっと必要な費用にまわす

参考記事 教育費はしっかりと話し合い、計画的に→教育費はしっかりと話し合い、計画的に

本人の気持ちを尊重できるように、日頃から子供とのコミュニケーションも大切だと考えます。(まだ我が家には子供がいませんが、将来は尊重しようと、気が早いですが夫婦で話し合っています)

削れる支出と削れない支出をはっきりさせる

削れる支出と削れない支出をはっきりさせましょう。

1.生活する上で欠かせない支出
2.健康のためにかかる支出
3.自己投資にかかる支出

これらは必要な支出であり、場合によってはムダな支出となるものです。それではここからムダな支出となるものを見ていきます。

1.生活する上で欠かせない支出

食費の節約が一番しやすいからと言って、究極に食費を減らしていませんか?これは良くありません。私たちは生きていく上で食べ物が必要です。栄養あるご飯をいただくことで、健康でいられます。1円でも安く購入したい気持ちもわかりますが、その1円を抑えるために使う労力を別なことに使いましょう。私は別の商品を1品買わなかったり、ご褒美として買おうとしたお菓子やスイーツを諦めたりします。毎回諦めケチケチするのは好きではありませんので、たまにです。このようにメリハリある食品の買い方が毎日幸せに生きられる工夫だと考えています。
また食品の買い方もhanaなりに工夫しています。スーパーへ行く回数を減らしたり、1日○○円を上限にしたりなど、家庭に合った方法を見つけましょう。我が家の工夫は参考記事をご覧ください。

参考記事 お金を貯める食品の買い方→お金を貯める食品の買い方

 食費を減らし過ぎて、その反動で外食が続いたり、どか食いして体重が増えたり、しまいには予算オーバーしてしまったりと、悪影響につながる場合もあります。究極に減らすのはあまりオススメできません。また食費を減らし過ぎて栄養が偏る食事が続くのも不健康になります。健康であることは何より大事です。削りすぎには注意しましょう。
水道光熱費、通信費は見直すと大きな支出削減を期待できます。我が家は携帯の見直しで月額約2,000円の節約ができました。不要なプランを解除し、ミニマルなプランへと変更しました。電気代は、アンペアを下げると効果的です。電力も選べる時代になりましたので、ご家庭に合ったプランを選びましょう。

2.健康のためにかかる支出

 健康のためにかかるお金は抑えすぎないことが大切です。先述したとおり、人間ドッグや定期検診は健康を保つ上でも大切です。hana家は歯の定期検診に一番お金がかかっています。病院によりますが、hana家が通っている歯医者では数ヶ月に一度お知らせが届き、「次回の定期検診は○○月○○日○時~いかがですか?」と忘れかけていた頃に連絡してくれるので助かっています。健康を維持するためにも、病院にはかかりましょう。
また健康増進のために、会員制のジムに通う方も多いでしょう。会員制サービスを上手に活用されている方は良いでしょうが、毎回きんと参加できていますか?毎月の負担は少なくても積み重なると結構な金額になることもあります。あまり行けないのであれば思い切って解約するのも手ですよ。単発で参加できるものもありますし、自宅周辺をお散歩したりランニングしたりと、お金をかけなくてもできることは沢山あります。

3.自己投資にかかるお金

自己投資はいくつかに絞って時間とお金をかけるべきだと考えます。複数無理してかけもちするよりかは、1つや2つ集中して行うと効果的です。ダラダラ複数行うと時間とお金がかかります。短期的に目標を決めて、納得のいくところまで行えたら、次にステップアップする。次の自己投資へとお金と時間を使うようにするなど、計画を練って行うと良いです。

hanaは好奇心旺盛なので、興味を持ったことを何でもやりがちなのですが、昔は気付いたら開かずそのままにされたテキスト、ちっとも進んでいない参考書などが放置されていました。それは良くないと自分に言い聞かせ、今では興味のあること、自己投資したいことが見つかったら集中して取り組み、満足のいくところまでいったら、次へ進むようにしています。

このようにメリハリある自己投資をすることで、お金と時間を有効活用できます。テキストと参考書が溜まっていた時代は、それ以外のモノもなんとなく必要かも…という理由で無造作に家の中にあったんですよね。今考えるとモノに対して無頓着だったなと思います。

自己投資は、自分にとって大切な支出だと思えるモノに投資しましょう。限られた時間を有効活用させるためにも、あれもこれも手を出すよりも、年間スケジュールを活用して、「○月までは○○をやる!○月からは○○をやる!」などと計画を立てると良いです。

4.その他

その他に削れるお金は、被服費、交際費、レジャー費、車関連費、保険費などが挙げられます。これらは、食費、水道光熱費、病院代など必要な支出より抑えるべき費目です。例えば被服、美容費などは、少し欲を抑えられたら千円単位で支出を抑えられます。

参考記事 とりあえず待つクセをつけたら、本当に必要かを見極められる→とりあえず1週間待つクセをつける
また車関連費や保険費は高額ですので、定期的な見直しが必要です。ムダだと判断できたらプランを変更したり、思い切ってなくしてみたり、家庭の収入に合った支出になるよう検討しましょう。

参考記事 自動車関連費を削るとお金は貯まる→自動車関連費を削るとお金は貯まる

参考記事 保険は掛け捨て型、貯蓄型どっちがお得?→保険は掛け捨て型、貯蓄型どっちがお得?

これらの見直しは高額な支出減を見込めます。なんとなく高いな~と感じていれば、是非見直しましょう!

ベースは、収入よりも支出が上回らないようにすること

削れる支出と削れない支出を考える上で大切なことは、収入よりも支出が上回らないことが大前提です。削れる支出を全て見直したのに収入より支出が多ければ、身の丈に合った生活ができていない可能性が高いです。

また思い出せない支出はありませんか?使途不明金となっているものは、塵も積もれば大きな金額です。

参考記事 使途不明金を洗い出すことでお金を貯めよう→使途不明金を洗い出すことでお金を貯める

思い出せない支出や使途不明金をなくすためには、家計簿が役立ちます。家計簿をつけるのが苦手な方は、手帳にメモしたり携帯に控えるなど工夫しましょう。何にいくら使ったのかを把握することが大切なのです。

支出を見直す中で、ご自身ではムダな支出を抑えたつもりでも、他の人からみたら、「これムダな支出にならない?」というようなこともあります。しかし個々人の価値観はそれぞれ違って普通です。どうしても1人や家族間で解決できないようであれば、信頼できる誰かに家計診断をしてもらうのも良いでしょう。

私は母親に相談に乗ってもらうことがあります。身近な存在ですし、母は人生の大先輩なので安心して相談できます。また何でも言い合える関係だからこそ、隠さず何でも話せます。的確なアドバイスや意見で、我が家の家計管理維持ができています。感謝ばかりです。

自分ではムダではなくても、他の人からみたらムダな支出であることも素直に受け入れましょう。意見やアドバイスをもらった上で、また家計を見直せば良いのです。

まとめ

削れるお金、削れないお金をはっきりさせることで、ムダな支出を抑えられます。ご自身にとって、家族にとって大切な支出は何かを考えたら、あまり難しくないはずです。支出の見直しで、ムダを探り、他のことやモノにお金を回せたら嬉しいですよね。

一緒に頑張りましょう!