どのくらい稼ぎたいですか?
年収どのくらいあったら良いとお考えですか?
明確に「〇〇円稼ぐ!」と金額を目標に働いている方はいらっしゃると思います。今の生活基準を保つためには最低〇〇円の収入が必須、もう少しゆとりある生活を望むのであれば〇〇円の収入が必要だ、などと家計管理をしていればおのずと金額がわかるでしょう。
私たちは生きていく上でお金が必要です。お金がなければ衣食住という必要最低限が揃わないのは確かです。しかし、稼ぎたい金額を高望みしすぎると不幸になるかもしれません。
今日は、お金と働くことについてご紹介します。
金額を目的にしすぎない
何のために働いていますか?
「働く=お金を得る」ことで、私たちは生活しています。お金は大切ですし、生きていく上で必要です。しかし稼ぐ金額を高望みして、「もっともっと!」という欲だけのために働き続けるのは、場合によっては不幸になることがあります。
必要なお金は人それぞれ異なります。お金に困らなければ不便さを感じにくくなり、生活基準を保つことができますが、稼ぐ金額を目的にしすぎると何のために働いているのかわからなくなります。
お金を稼ぐことが悪い、ダメと言っているわけではありません。生活していく最低限のお金は必須ですし、幸せな生活をするためのお金を稼ぐのは大切です。しかしただ高い給料を得たいがために残業を続けたり、不健康になるまで働き続けたりするのはどうでしょう。毎日が仕事のことしか頭になく、私生活を楽しめないほど働くことは嫌ですよね?
お金を稼ぐことだけを目的にしすぎると、仕事しかない人生になってしまいます。金額を目的にしすぎないことが大切です。
利益追求だけに走らない
会社存続のためには、利益追求は大切です。しかし利益追求だけに走り続けると、不幸につながります。いつの間にかお金を稼ぐことだけに働き始め、利益獲得のためだけに無心になって毎日過ごすことになるでしょう。
幸せな働き方はどのような働き方だと思いますか?自分にとって働く上で大切にしていることはありますか?
会社に貢献することは重要ですし、会社や仲間から認められたいという欲求は誰しもが求めることです。しかし会社の幸せを考える前に、まずは自分の幸せがベースにあるはずです。
先日先述したマズローの欲求5段階説の最上位「自己超越」の状態である、自我を忘れ目的遂行のためだけに行動するレベルにまで達することもあると思いますが、まずは幸せな働き方について自分の考えをまとめてみることが必要だと考えます。
参考記事 人が幸せになるためには、自己欲求と他者貢献の実現が必要。マズローの欲求5段階説より→人が幸せになるためには、自己欲求と他者貢献の実現が必要。
幸せが先、お金が後についてくる
誰かのために働き、貢献し、感謝され、報酬としてお金を得ることは大切です。しかし、お金を稼ぐことだけに集中しすぎるのは良くありません。
幸せな生き方をするために必要なお金の額が決まります。幸せな生活・生き方を考えずに、ただ高額な給料を獲得するためだけに働き続けるのは良くありません。どんな生活をしたいか、どんな人生を望んでいるのか、自分や家族の幸せのためにはどうあるべきかを考え、行動することが大切だと考えています。その後にお金がついてきます。
幸せが先で、お金が後です。この順番を間違えてしまうと、お金を稼ぐためだけに生きてしまいます。人によってはそれが幸せだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、働くだけの人生はつまらないです。
公私のバランスが幸せな人生を送るために必要ですし、私生活も楽しめてやりがいや生きがいを見つけられるものです。
参考記事 充実した人生を送るためには、ただ貯めているだけではつまらないですよ→充実した人生を送るためには、ただ貯めているだけではつまらない!
お金を目的にしすぎると、お金を稼ぐことにしか興味がなくなります。自分の幸せのためには何が必要ですか?今一度考えてみましょう。
まとめ
幸せな生活を送るためにはある程度のお金は必要です。人生設計をしっかりすればおのずと必要な金額は見えてくるでしょう。しかし稼ぐお金を目的にがむしゃらに働くのではなく、幸せな生活を考えるのが先です。その幸せな生活を送るため、維持するために働くのです。
優先順位を間違えると仕事人間になってしまいます。公私のバランスがとれて、生きがいややりがいにつながります。ただ高額な給料を得たいがために働き続ける前に、まずは幸せな人生について考えていきましょう。