家計管理

自己資金が多いとお得にマイホームを買える

いつかは持ちたいマイホーム。hana家はまだ賃貸アパートです。家賃補助が出ているだけまだ有り難く、もし念願のマイホームが手に入ったら嬉しすぎるけど、返済が大変そう…こんな漠然としたイメージを持っていました。しかしもう30歳になればそろそろ本格的に考えなくてはいけませんよね。我が家がどんなスタイルがベストなのかを夫婦で話し合った上で決めなくてはいけません。

転勤族ではありませんのでずっと賃貸アパートよりかはマイホームを持つべきだと思いますが、それにしても課題がたくさん!大きな買い物だからこそ、色々なことを知っているのと知らないのとでは、数十万、数百万の差が出るのでは?!と思っています。

最近「マイホームを建てた方がお得だよ!」と友人から教えてもらいました。「月額の返済額が家賃代とさほど変わらないし、賃貸だと何も残らないでしょ?さっさと建てちゃった方がお得だよ!」とのこと。

ふ~む。なるほど~。しかし、慎重派なhana家にとってマイホーム購入はまだまだ先になりそうです。今日はマイホームについてお話しします。

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マイホーム購入時の頭金は物件価格の3割

先日の記事では、車はなるべくローンを借りずに自己資金で購入した方が良いとご紹介しました。<関連記事>自動車関連費を削る→自動車関連費を削ると、お金は貯まる!生活に合った車選びをしましょう。

車以上にお金がかかるのがマイホーム。最大出費といっても過言ではありません。大きな買い物だからこそ慎重になりますよね。

マイホーム購入時の頭金はなるべく多い方が良いのは、わかるはず。ローンを組めば「利子」が上乗せされますので、トータルで支払う額が大きくなります。まだ夫婦の貯蓄額が90,432円(2017年7月1日現在)のhana家にとって頭金なんてありません!(涙)とりあえずいつかのマイホームのために、自己資金として頭金を貯めていくのが最優先です。

さて、自己資金は物件価格の3割が理想と言われています。この頭金3割(物件価格2割+諸費用1割)はかつて銀行の融資が物件価格の8割までした受けることができなかった時代の名残だそうです。今は10割ローンが組める金融機関も増えたそうなので、3割と言わず4、5割でも多い方が良いに越したことはありません。数百万、数千万にかかる利子は大きな額になりますので、自己資金は多い方が有利ですね!

また住宅は購入後すぐに価格が下がります。例えば思わぬ理由で家を売りたくなっても、住宅ローンの残債が売却価格を上回っていると、差額を現金で用意しなければ売れません。ということは、物件価格に対し自己資金3割準備することが理想になるのでしょう。(ふむ…書いていて勉強になります。)

<参考>
購入後の諸費用は、新築物件で物件価格の約3%~7%、中古物件で物件価格の約6%~10%かかります。そのため、購入後は維持費も考慮した上で計画を立てると良いです。

◎購入時にかかる費用(例)
印紙税、登録免許税、ローン事務手数料、ローン保証料、団体信用生命保険料、火災・地震保険料、登記手数料、不動産取得税、不動産仲介手数料など

◎購入後の維持費(例)
固定資産税、都市計画税、火災・地震保険料、増改築費、建物修繕費、管理費など(戸建て、マンションによって異なります。)

 

自己資金+余分な貯蓄

「自己資金3割貯まったから購入しよう!」という話になるのですが、+余分な貯蓄も必要だと考えます。自己資金3割使ってしまって、あとは貯蓄0円、なんて危険すぎますよね。

生きていくために必要なお金=「守るお金」として絶対に確保しなければいけない、自己防衛のためのお金は必要です。失業したり働けなくなったりしたときのために年収の6ヶ月分の貯金が必要と言われています。<関連記事>お金を守っているだけではダメ。積極的に投資を。→お金は守っているだけじゃダメ!攻めるお金で投資にまわす。

1人であればまだしも、家族がたくさんいれば6ヶ月だけでは足りないでしょう。子どもの教育費も必要ですし、食べ盛りの子どもがいれば食費もかさむでしょう。やはり住宅を購入しても安心して生活していくためには、貯蓄は多いに越したことはありませんね。

マイホーム購入時は30歳がギリギリ?!

私も夫も職場の方々から「そろそろ家を買った方が良いんじゃない?」と言われます。「余計なお世話だよ!」と思う方もいるでしょうが、それを真に受ける私たち。確かに30歳ってタイミングだと思うんです。よくローン返済の期間を35年としている友人が多く、定年退職する前に家のローンを払い終わる計算で家を買っているようです。老後にずれこんでローン完済は厳しいですしね。

しかし、頭資金をしっかり用意し30年、25年ローンで完済できるような状態で購入するのもありなのでは?と最近考えています。今無理して赤字になるような家計に陥るより、しっかり頭金を貯めて老後にずれこまない住宅の買い方ができるように、今の家計を工夫する方が重要なのではと、私は思うからです。

そもそも貯蓄額が少ないhana家にとって今住宅を購入する余裕なんてありませんし、思い切って住宅を買って、毎月の家計がギリギリ、赤字、貯蓄ができないなんて避けたいですからね。

30歳には買うべき!という周りの声に良い意味で影響されず、我が家には我が家に合った時期で住宅を購入したいと考えています。

 

自己資金の貯め方

さて、自己資金の貯め方ですが、やはり先取りで貯蓄しておくことが近道だと考えます。給料が入り、生活費で使ってしまう前に、住宅専用の貯蓄をしておくのです。いつかのマイホームのための貯蓄だと思えば、モチベーションもアップしますし、もうないものだと思って生活する癖をつけられれば浪費も防げます。

「財形住宅貯蓄」を導入している企業は多いのではないでしょうか。是非それを上手に活用しましょう。我が家もそろそろ検討しようかなと計画中です。夫も昇給したので、来年あたりには実行できるよう進めていきます。

財形住宅貯蓄を利用すると、給与天引きで貯められる上に、住宅購入目的での払い出しであれば上限550万円まで金利に税金がかからないというメリットがあります!!!お得ですよね!!!さらに、親族から住宅資金を援助してもられる場合は、住宅資金の贈与税が非課税になる制度もあります!お得な制度は見逃さず、使いこなしていきましょう。
※贈与税が非課税になる国策(特例)・・・2019年(H31)6月までに、親族からもらう住宅資金の一定額までは贈与税がかからない制度。非課税限度額は購入の時期、消費税率、家屋が良質かどうかによって異なり、最大3,000万円まで適用になります。暦年贈与の非課税枠110万円は別途利用できます。

給付金

住宅を購入したら、給付金がもらえる制度もあります。「すまい給付金」は最大30万円の給付金がもらえます。金額は収入額(都道府県税の所得割額)によって異なりますので、すまい給付金のHPでご確認ください。<すまい給付金>給付金について→すまい給付金

また、地方自治体によっては、住宅を購入すると給付されるところもあります。私が住んでいる街では、住宅を購入すると100万補助が出ます。すごいですよね!!!驚きです。居住地によって制度が異なりますので、是非調べることをオススメします。知識として知っているのと知らないのとでは大きな差が出ます。

まだまだ先の購入になるマイホーム。知識として色々調べるだけでも勉強になります。大きな買い物だからこそ慎重に損しないように工夫していくべきですね!!!