クレジットカードは、手元にお金がなくてもモノやサービスが手に入るという点では便利で魔法のようなカードですが、支払いを後延ばしばしにするという点では、借金と一緒です。
参考記事 クレジットカードは借金と一緒。お得だと考えている人は要注意!→クレジットカードは借金と一緒。お得だと考えている人は要注意!
しかしカードを上手に使えば、ポイントやマイルなど様々な特典がつきますし、良いことも沢山あります。ネットショッピング、ETC、海外旅行の保険など今やカードが主流になってきていますし、これからどんどんカード払いは増えるでしょう。
今日は、クレジットカードの上手な利用法と、オススメカードをご紹介します。
クレジットカードの支払い方法は1回払い(一括払い)か2回払いが原則
クレジットカードは、カード会社が私たちを信用して発行されます。当たり前ですが、私たちはカードを通して使ったお金は、後日(カード引き落とし日)返さなくてはいけません。そこで返せなければ信用に傷がつき、延滞が続けば強制解約も起こり得ます。延滞は絶対にしないよう注意が必要です。
クレジットカードは、手元に現金がなくてもカードを提示することで買い物ができる便利なものですが、支払方法によって手数料が発生します。
支払方法は、1回(一括)払いか2回払いが原則
1回(一括)または2回払いは手数料がかかりません。カード会社の引き落とし日に、1回あるいは2回に分けて引き落とされるので、カードで使ったお金は2ヶ月以内に返済できます。手数料が発生しないので、ポイントやマイルを貯める方には良いでしょう。
【オススメしない支払い方法➀】分割払い
分割払いは、手数料が発生します。大体3回~36回払い程度に分けて支払います。カードで使ったお金の支払いを後延ばしにするわけですから、カード会社にとっては手数料をとりたいわけですよね。私たちカード利用者にとっては、使った額+手数料(ムダなお金)が発生しますので、オススメしません。また分割払いの回数が多ければ多いほど手数料もかかるので、長期の支払いにはしない方が良いです。
【オススメしない支払い方法②】リボルビング(リボ)払い
リボルビング(リボ)払いも手数料が発生します。支払いの回数ではなく、月々の支払金額を決めて分割で払います。追加でカードを使い続けても、月々の支払金額がそのままなので負担が軽いと考えがちですが、返済期間が延びているだけで、手数料を長期間払い続けることになります。
またキャンペーンでポイントが2倍つきますよ!などと宣伝文句もよく見かけますが、その何倍も利息を払うことになりますので要注意です。
ボーナス払いは計画的に
大型出費などは、ボーナス払いで支払うこともあるでしょう。ボーナス月に1回払いで支払うか、夏・冬のボーナス時に2回に分けて支払うかを選択できます。ここで注意が必要なのは、支払い回数によって手数料が発生することです。
ボーナス払い1回だと手数料がかかりませんが、2回払いにすると手数料が発生する場合が多いです。キャンペーンなどで発生しない場合もあるかもしれませんが、大体は発生するのでボーナス払いを選択する際は、計画的に使いましょう。
クレジットカード利用の鉄則!
➀支払いは手数料が発生しない方法で
手数料が発生しない1回(一括)、2回、ボーナス1回払いを基本にしましょう。分割払いは高い手数料が発生するので、本来払う必要がないお金まで払うことはありません。
しかし家計を管理できなければ返済できず分割払い、キャッシングを選ばざるを得なくなりますので、カードは計画的に使いましょう。
②キャッシング、リボ払い、分割払いは使わない
手数料が発生する払い方、キャッシングは使わないようにしましょう。一度利用してしまうと、長期間の返済が続きます。額が大きいと手数料も高くなり、永遠と支払うはめになります。知人で何人か返済に悩んでいる方を知っていますが、借金まみれになり、家族の幸せ、夢や目標のためにお金が貯められないという声をよく聞いています。
お金は借りたらすぐに返す!大前提です。後延ばしすればそれなりに痛い目にあいます。
➂手持ちのカードは必要枚数に。ポイント獲得のために使いすぎないこと
クレジットカードを持てば持つほどお得だし、色々買えるし便利!と考え、複数枚持つべきだと考える方も多いでしょう。しかしカードを持ちすぎると、ついつい使いすぎてしまいます。引き落とし日が異なれば、管理も難しくなります。○○カードは○日引き落とし、○○カードは○日引き落とし…とカード毎に常に把握しなければいけませんし、引き落とし日に口座にお金があるか確認する手間が生まれます。
うっかり延滞すれば信用を失うことになるので、管理が苦手な方には不向きです。カードを持つならシンプルに1枚、あるいは2枚をオススメします。
またポイントカードの持ちすぎもムダ使いを招きます。お得に貯めたいがためにカードや現金を使おうと考えちになり、結局は不要なモノまで買ってしまう事態を招きます。hana家も、持ちすぎないよう注意しています。
参考記事 ポイントカードの持ち過ぎは、ムダ使いを招きます→ポイントカードの持ち過ぎは、ムダ使いを招く
参考記事 我が家は最近LINEPayカード払いでお得に暮らしています。チャージ式なので安心です→LINEPayカード払いは、還元率2%
カードは計画的に使い、ムダな手数料は払わないようにしましょう!
オススメクレジットカード
飛行機によく乗る人向け-ANAカード
ANAカード、ANAゴールドカードがあり、IC機能(Edy、Suica、PASMO)がついています。カード利用は100円=1マイル以上貯まる「ショッピングマイル」、フライト時に「ご搭乗ごとボーナス」や「入会・継続時ボーナス」が付与されたりと、マイルが貯まりやすいです。
ポイント還元率は1%以上、マイルが貯まればANA特典航空券の交換で還元率1.5~2.5%以上になります。また、提携店でショッピングをすれば、さらに還元率がアップします。
ANAカードで支払うと、100円=1マイル(一部店舗は200円=1マイル)加算されます。クレジットカードポイントによるマイルとは別に積算されるので、一度の買い物で2度貯まりますのでお得です。
<100円=2マイル貯まる一部店舗>
●ANA/ANAグループ ●astyle ●マツモトキヨシ ●コンタクトのアイシティ ●スターバックスWebサイト ●紳士服コナカ ●ENEOS ●東京MKタクシー ●中央無線タクシー ●インターネット花キューピット ●たかの友梨 ●エルセーヌなど
<100円=1.5マイル貯まる一部店舗>
●セブンイレブン ●スターバックス国内店舗 ●紳士服のはるやま ●高島屋 ●松坂屋 ●大丸 ●阪急百貨店 ●出光 ●阪神百貨店など
ゴールドカードになれば、さらに特典が増えます。ただ年会費もそれなりにかかるので、家計にあったカードを選択することをおススメします。
ネットショッピング向き-楽天カード
ネットショッピングが大好きな方は、楽天カードをオススメします。よくコマーシャルでも見かけますが、カードと言えば楽天!という方も多いと思います。年会費は永久無料、頻繁にキャンペーンも行っているのでポイントが貯まりやすいです。
100円の支払いで1ポイント、楽天市場や楽天トラベルなど楽天グループでの買い物時はさらに100円ごとにプラス1ポイントで2倍貯まります。楽天Edy払いでは200円(税抜き)ごとに1ポイント貯まります。ポイントアップキャンペーンも頻繁に行っているので、ポイントが貯まりやすいです。
貯まったポイントは、また買い物をする際にポイント消化で支払うことができるので、ネットショッピングが大好きな方にはオススメです。
イオンでよく買い物をする人-イオンカードセレクト
イオンカードセレクトは、年会費無料、クレジットカード機能に電子マネーWAON、イオン銀行のカードローンがセットになっているカードです。イオンでの買い物する際は、お得日があります。毎月20日、30日は5%OFF、カード利用額200円(税込み)ごとに1ときめきポイントがつきます。また、イオングループ対象店舗だとときめきポイントが2倍になります。
カードの種類によって変わりますが、例えばイオンJMBカード(JMB WAON一体型)だと、ときめきポイントの変わりにマイルが付与されます。こちらはイオンカードを持ちながらJALのマイルも貯めることができるので、ポイントとマイルを貯めたい方にオススメです。
さらに電子マネーWAON利用200円(税込み)ごとに1WAON貯まり、自動チャージ200円ごとに1WAONも付与されます。電気料金などの自動引き落としにも対応しており1件につき、5WAONも付与されるので使えば使うほどポイントが貯まります。
その他
クレジットカードは沢山あります。目的別に応じて持つのも良いでしょう。ただし持ちすぎには注意ですよ。
●ファミマTカード
年会費無料。ファミリーマート買い物時に、カード提示で200円(税込み)につき1ポイント付与され、クレジット払いにすると200円(税込み)につき1ポイントが貯まります。毎週火曜・土曜の「カードの日」ではポイントが3倍~5倍になることも。1ポイント=1円でTポイント提携店舗で買い物に使えます。
●Yahoo!JAPANカード
年会費永年無料。Tポイント加盟店で1ポイント=1円で使えるTポイントが付与されます。カード加盟店でクレジット払いにすると100円ごとに1ポイント、通販サイト「Yahoo!ショッピング」、「ロハコ」での買い物は3倍のポイントが貯まります。ヤフーオークションをされている方は、落札代金のYahoo!かんたん決済の手数料が毎月初回無料というサービスもあります。
●リクルートカード
年会費無料。カードの利用で1.2%のポイント還元率があります。大体のクレジットカードは還元率1%なのでお得です。さらに年会費2,000円(税別)のリクルートカードプラスというカードに切り替えると、還元率が2%になります。総合ショッピングサイト「ポンパレモール」では3%、宿泊予約サイト「じゃらんnet」、「HOTPEPPERグルメ」、「HotPepper Beauty」では2%付与されるので、ネットショッピングやインターネットサイトから頻繁に予約される方にはオススメです。貯まったポイントは1ポイント=1円相当でリクルート系サイトで買い物に使えます。またポイントは1リクルートポイント=Pontaポイント1ポイントに交換できます。(※Ponta Webの利用手続きをしている会員のみです)
※こちらに掲載している情報は、2017年9月中旬の情報です。最新の情報は各自でご確認ください。
まとめ
様々なカードがあります。カード会社は利用者を獲得しようと様々な入会特典やキャンペーンを実施しています。入会特典目当てにカードを作りすぎると、手元にカードがたくさんありすぎて、上手に使いこなせなくなります。
またカードを持ちすぎていると審査に通りにくくなります。また所有しているカード情報は全て筒抜け状態です。信用機関に全て登録されているので、持ちすぎてカードを管理できず延滞してしまうという事態も招きます。キャッシングや分割払いをせざるを得なくなりますので、容易にカードを作ることはオススメしません。
カード選びは慎重に行いましょう。