お金

お金について考える

私たちが生きていく上で欠かせないものである「お金」は、企業や団体で仕事をして給料として得ることができます。このような労働所得以外にも、副収入あるいは本収入として不労所得で収入を獲得する方も年々増えています。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、平成9年を頂点に年々平均給与額が減少しています。収入が減る一方、税金や社会保険料はあがっているので、負担が重くなるでしょう。収入と支出のバランスを考え、赤字家計にならない家計管理が必要です。

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今日は、お金について考えます。

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お金

お金は生きていく上でなくてはならないものです。私たちはお金で、食費、住宅費、光熱費などに使い、生活しています。お金は「モノ・サービスを交換する手段、道具」なので、何かと交換したいのであれば、お金は必要です。

お金が浸透していない時代は、物々交換で社会が成り立っていましたが、そのモノの価値の基準が数値化されていなかったので、そのモノがどのくらいの価値があるのかということがわかりせんでした。

お金とは何でしょう。深く考えたことはありますでしょうか。「生きていく上でなくてはならないもの」であることはわかりますが、経済学では、お金を以下の3つに定義しています。

1. 価値の保存
2. 価値の尺度
3. 交換の手段

「価値の保存」とは、お金の持つ性質を指します。お金は、紙幣、貨幣、預金など様々な形に姿を変えますが、時間が経つことで腐ったり、価値がなくなったりすることはありません。1万円札は5年、10年経っても1万円の価値がありますよね。このようにお金は価値の保存機能があります。

次に「価値の尺度」とは、お金によってモノ・サービスに値段をつけ、それらがどのくらい価値があるのかを金額という尺度で評価する機能です。物々交換時代は、価値の尺度がわからなく、価値の判断ができませんでした。金額で示すことによって、私たちはそのモノやサービスがどのくらいの価値であるのかを判断しています。

最後に「交換の手段」とは、お金と交換にモノやサービスを手にすることができる機能のことを指します。物々交換時代では、モノとモノを交換していました。お金はモノ以外でも交換することができるので、あらゆる商品やサービスを得ることができます。

 

私たちは、お金の持つ性質・機能を使って、モノやサービスを購入し、そのモノの価値を判断しています。

現役世代の負担増加

冒頭でご紹介しましたが、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、平成9年を頂点に年々平均給与額が減少しています。収入が減っている一方、税金や社会保険料はあがっているので、今後ますます負担が重くなります。

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社会人になってお金を稼ぐようになれば、自由に使えるお金が増えますが、税金や社会保険料の支払いがあるので思うように貯蓄できない人もいるでしょう。また親元を離れ1人で暮らせば家賃、水道光熱費、食費などを始め、あらゆるモノ・サービスとの交換にお金が必要です。初めて1人暮らしをした頃は、思った以上にお金がかかるのだと驚いたことを今でも覚えています。

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平均給与額の減少する中、高齢化社会が加速しています。現役世代が(20歳以上65歳未満)65歳以上の高齢者を支えていますが、高齢化が進むと、現役世代の負担が重くなります。更なる税金や社会保険料の増加も出てくるでしょう。収入が減る一方、支出が増えていく社会になることが予想されるので、限られた収入の中で、お金を貯める工夫が不可欠です。

現役世代が年金を受給できる頃に、どのくらいもらえるのか。考えると不安な気持ちになりますが、未来はどうなるのか予想できません。年金と蓄えた貯蓄で、安心した老後を送ることができます。

現役世代中に、支出をしっかりとコントロールしてお金を蓄え、金融資産を増やすことが安心した老後を送るためにも必要です。