からだを整える

胸やけの予防法、胸やけしたときの対処法をご紹介します。

こんにちは。hana(@minimal000)です。

皆さん、胸やけはよく起こりますか?胸やけしたときはどのように対処していますか?

私は胃や腸が敏感で、刺激物を食べ過ぎたりカフェインを摂りすぎると、胸やけすることがよくあります。

今回は胸やけした時の対処法についてご紹介します。

胸やけはなぜ起こるのか

胸やけは、食べ過ぎたり飲みすぎたりしたあとに、よく見られる症状です。食道と胃のつながる部分には「下部食道括約筋」という筋肉があり、胃の中にあるものが食道に逆流しないように、胃の入り口を、きゅっと締めています。

また、横隔膜が胃を上から押さえているため、通常は胃の中にあるものが逆流して食道にくることはありませんが、食事の内容や加齢・肥満によって、下部食道括約筋が衰えたり胃酸が増えすぎると、胃液を含む胃の中のものが食道に逆流することがあります。これが「胸やけ」となります。

胸やけを起こす原因

一般的に「胸やけ」は以下のようなときに、よく起こると言われています。

<原因>

  • 暴飲暴食
  • 刺激物、アルコールの摂りすぎ
  • 消化しにくいものを食べる(脂っこいもの)
  • 加齢や肥満による筋力の低下
  • かがんだり、寝ころぶ姿勢が続く
  • 自律神経の乱れ
  • 腹圧の上昇
  •   など

暴飲暴食、刺激物のあるものやコーヒー・アルコールの摂りすぎは、胃酸の分泌を促進させ逆流しやすくさせるだけでなく、胃酸を過剰に分泌させてしまいます。

また、加齢によって筋力が低下すると食道の筋肉の機能も低下し、胃酸が逆流しやすくなります。また肥満になると腹圧が加わり、胃酸が逆流します。

かがんだり寝ころぶ姿勢が続くと、胃よりも食道が下になりやすいので、胃酸が逆流しやすいくなります。よく食べた後にすぐ横になるのは良くないとよく言われるのはこのためです。

胸やけになる原因は様々あります。刺激物があまりなく、消化に良いものを食べ、肥満による腹圧の上昇を抑えることで胃の中にあるものの逆流を防ぐことができます。

胸やけの予防法

予防法についてご紹介します。

(1)規則正しい食事をする

やはり食事の仕方は重要です。不規則に食事を摂るのではなく、毎日規則正しい食事を心掛けましょう。

また刺激物やアルコール、カフェインの摂りすぎはよくありません。脂っこいの摂りすぎも控えましょう。

毎日規則正しく食事を摂ること、また腹10分目ではなく、7~8分目で抑えるように習慣づけることも大事です。胃酸が逆流しないように、お腹いっぱい食べ過ぎないことも大切です。

(2)食後に激しい動きをしない

私は昔、祖母から「食事のあとはすぐ寝ない、お風呂に入らない」と教わりました。当時はよくわかりませんでしたが、大人になるにつれてなぜそのように言われてきたかを理解できました。

食べ物を消化するには、消化器官へ「血液」が必要です。食事のあとにすぐ激しい運動やお風呂に入ると、必要な血液が手足にいき、消化器官へ十分な血液が行き渡りません。

また、寝ころぶ姿勢を続けると、胃が食道より下または水平になるため、胃酸が逆流して食道に流れやすくなります。

食事のあと30分はゆっくり休むように心がけましょう。

胸やけした時の対処法

では「胸やけ」してしまったらどうしましょう。私がよく行っていることをご紹介します。

(1)お腹をきつく締めつけない

お腹を強く締めつけすぎると、胃が圧迫されます。圧迫されることで、胃酸が食道へ逆流しやすくなります。

肥満の方はさらに腹圧がかかるので、余計に胃を圧迫させないことが必要です。

万が一、食べ過ぎてしまった時は、ベルトをとる、ボタンを一時的にはずすなど、状況に応じて対処しましょう。私は飲み会や普段より多く食べそうなパーティーなどがある際は、お腹を圧迫させないような服を選んでいます。

(2)唾液を出す

唾液には胃酸を中和する作用があると言われています。胸やけしそうな時、気になる時は、ガムを噛んで唾液を分泌させるようにしています。

また、胃の粘膜を守る働きがある牛乳も良いそうです。私は普段牛乳を飲まないので、対処法の1つにはしていませんが、牛乳がお好きな方は是非トライしてみてください。

(3)白湯または常温水を飲む

白湯やお水を飲むことで胃酸を薄められます。胸やけ中は、食べ物を想像するだけで気持ち悪いですし、食べ物は受け付けられないこともあるかと思います。

そんなときは、白湯やお水を飲むことで多少の胸やけは抑えられます。私は常に白湯、お水を飲んでいるので劇的に感動するほどではありませんが、明らかに胸やけの症状が治まります。

ここで注意しておくのは、キンキンに冷えたお水は飲まないことです。一見すっきりしそうですが、キンキンに冷えたお水を飲むことで、胃に負担をかけます。胃の粘膜が胃酸で傷ついている可能性があるので、刺激になる温度は控えましょう。

胸やけが治まっても、その後は消化によい「お粥」や「うどん」などを食べるようにすることで、胃の負担を減らすことができます。

頻繁に胸やけがするなら一度病院へ

毎日食べる食事だからこそ、胸やけはつきものだと思います。ここでご紹介したのは、私が普段実践している軽い胸やけに対することです。

もし慢性的な胸やけが起こるのであれば、自己完結は危険かもしれません。もしかしたら「病気」の可能性がありますし、食道、胃、消化器官にダメージがあるかと思います。その際は、病院にかかりましょう。

からだを整えるためにも、過剰な食事は控えるようにしたいものですね。